国宝「太刀 銘 包永」(静嘉堂文庫美術館蔵)の紹介

2024/06/22

2024年6月22日(土)~8月25日(日)に、 東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館で開催される 『超・日本刀入門 revive ―鎌倉時代の名刀に学ぶ』 で、都田の推しである包永の国宝太刀が展示される、ということで、過去の展示の際に作成したプレゼン画像を掲載します。 静嘉堂文庫美術館蔵、国宝 太刀 銘 包永のプレゼン画像。2022年10月の展示に際し作成したもの。 刀工包永(かねなが)の紹介。鎌倉中期の大和国(奈良県)の手掻(てがい)派の祖とされる。 鑑賞ポイント① 沸(にえ)。刃文の縁に鋼の結晶が粒状に光って見える。 鑑賞ポイント② 姿の特徴。実戦向きのがっしりした姿をしている。華やかさはあまりない。 鑑賞ポイント③ 地鉄の肌。大和伝の特徴である柾目、柾調に流れる板目が見どころ。 鑑賞ポイント④ 茎(なかご)の銘。包永の二字銘が茎尻に残っている。 刀剣の大家、本間薫山先生の評を紹介。特に沸を称賛している。